ご無沙汰しています。
東京営業所Kです。

すっかり朝晩が涼しく。たまに寒くなっておりますが、
体調は如何でしょうか?
台風の被害も収まっていない中、また新たな台風が来ています。
外出時にも十分注意して過ごしましょう。

さて、今日は前回の台風が上陸していた16日。
お約束頂いていたお客様のリスケがあり、時間が出来たので
溜まっていたハードディスクの分解をしました。

ハードディスクのデータは、WIndowsを起動して、削除⇒ゴミ箱
ゴミ箱から完全に削除したとしても、データは残っています。
このデータはHDD復旧ソフトなんかを使うと、かなりの確率で
復元出来てしまうんです。

最近では、HDDのデータ復旧の価格も昔よりは安くなってます。
使い終わったパソコンをそのまま廃棄してしまうのはとっても危険です。

廃棄する際、データ削除にはいくつか方法があります。
1.MBRの消去
 ハードディスクのマスターブートレコード(MBR)という部分のみ
 消去します。これを実践した場合はデータが見えなくなるので、抜き出したハードディスクを
 他のPCに繋いでデータを見るなどは出来なくなります。
 ただし、見えなくなっているだけで、データ自体は残ってしまっています。

2.データとして0を書き込む
 ハードディスク全体に0を1回書き込みます。(データを上書きしてしまう)
 これを実践すると、復旧ソフトでもデータは復旧できなくなります。
 ただし、データ復旧の会社に持ち込まれてしまうと、、、可能性は0ではありません。

3.データとして乱数を書き込む
 2の0と決まったものでは無く、適当な数字で1回書き込みます。
 こちらも、まだデータが復旧されてしまう可能性があります。(2.と同じ)

4.NSA方式で消去
 米国国家安全保障局(NSA)で推奨する方式。
 2.と3.を合わせたもので、乱数を2回書き込み、さらに0を1回書き込みます。
 ここまで来ると、復旧の可能性はほぼなくなると考えていいと思います。

そのほか 米国陸軍方式とか米国国防省方式とかがありますが、
東京営業所でデータ削除をするときは『4.』 を実践しています。

そして、もう一つ、物理的に壊す!というのがあります。力技です(笑)
この方法で廃棄前のハードディスクを処理することが殆どです。

では、先日行ったハードディスク破壊の写真を載せたいと思います。

IMGP1473
パソコンを開けまーす。

IMGP1476
ハードディスクを取り出します。

IMGP1477
蓋のようになっているので、ここもあけます。

IMGP1478
ディスクが取り出せました。取り出すまでに力技を何回か入れております(笑)

IMGP1479
取れないやつには、おしおきでディスクにいっぱい傷をつけてあげます。

IMGP1480
こんな感じでゴミになってしまいました。

本当はハードディスクに穴をあける機械があれば便利なんですけど
残念ながらありませんので、こんな方法を取ってます。

パソコンの廃棄の際、もしこの過程が欲しい!ということでしたら、
写真を取って簡単な報告書として作ることもしています。
過去の分はもう処分してしまっているので、これから必要だと
感じた場合はおっしゃって下さい。

ただ、この作業結構手間です。
少し時間を頂くことが多いので、ご容赦下さい。