たかむらです。

スマホ(Android/iOS)をIP電話機にしちゃうアプリがあります。
そのアプリをインストールして、SIPプロトコルをしゃべる主装置(IP-PBX)に接続するとスマートフォンがIP電話機に早変わり。

agephone

このIP-PBXに接続しているIP電話機同士はビジネスフォンで言うところの内線として機能します。内線ですから内線同士の通話料はかかりません

同じ建物の中の通話を従来「内線」と呼んでいたのですが、電話機と主装置の間をインターネットで結んでしまえば、外出先も「内線」で繋がることになります。

つまりお外で働いている営業マンのスマホにこのアプリを入れて、お外からIP-PBXに接続すれば・・・電話料金0円になります。 もっとも最近では携帯電話会社を統一するとその携帯電話間の通話料が0円になるサービスが当たり前にありますので、あまり有り難みが無いかも。

ゃ、こういうのはどうでしょう。
ドコモのGalaxy Sとソフトバンク iPhone4の両方にIPフォンアプリを入れておけば・・・ドコモとソフトバンク間の通話料金が0円に! これは凄くないですか?

じゃ早速そのIP-PBXとやらに繋いで・・・って、そんなもの事務所にないぞ!と言われそう。。。 SIPプロトコルを喋るPBXも存在しますが、実は機材を新たに買いそろえなくても、有料のクラウドサービスとしてIP-PBXを提供しているプロバイダもあるのです。


れだと1アカウント月額2000円程度で新たに機材を買い込むことなくSIPフォンが使えます。

しかも日本国内の固定電話には3分間8.19円で、日本国内の携帯電話宛には1分間16.38円で通話できますので、ケータイで直に電話するよりも圧倒的にオトクになります。

ソフトバンクの場合、固定電話への通話は3分間で60円以上(Wホワイトに入ってないと3分間で120円以上!)かかりますが、この仕組みだと3分間の固定電話宛通話料金は10円も掛かりません。 毎月通話料金だけで4000円以上負担している社員を何人も抱えているような企業なら使ってみることをお薦めします。

月単位の課金なので気に入らなければすぐに止めちゃえば良いのですから。(笑) このあたりは機械を買ってしまうのとは違う気安さがありますね。

もう一つメリットをあげると、このサービスを使ってスマートフォンから電話すると、03-xxxx-xxxxや06-xxxx-xxxxから電話が掛かってきたように相手方には通知されます。
個人所有の携帯電話を社用で使う場合には携帯番号を知らせたくないですよね。料金も会社負担にできますので、公私の区別を付けるのに有り難い道具となりそうです。

良い事ずくめのように思えるクラウドPBXですが、最後に問題点もあげておきましょう。

まず音声の品質が時折悪くなる事があります。特に3G回線だと音声が途切れがちで聞き取りづらくなる事ももまま有ります。

それからスマートフォンで待ち受けするとバッテリの消費が激しいこと。
バッテリが長持ちする着信通知の仕組みが待たれます。